システムエンジニアの平均月額賃金はおよそ約40万円であり、この月額の給料にボーナス70万円ほどが上乗せされる形になります。そのため、平均年収はおよそ550万円であり、この金額は他の職種に比べると高いです。
しかしながら、システムエンジニアだったら誰でもこのくらいの給料がもらえるかというと、決してそうではありません。近年の賃金の傾向を見てみると大手企業に勤務している人ほど賃金が高いです。
たとえば、男性のシステムエンジニアの場合、1000人以上の規模の会社なら平均年収は600万円ですが、100人以下の規模の会社なら500万円を切ることが多いです。これは女性の場合も同じ傾向が見られますが、男性ほど賃金格差はありません。
また、企業に勤めていたら毎年昇給があるのが一般的です。もちろん昇給率は企業によって異なりますし、企業の経営状況にも大きく左右されるのは言うまでもありません。
しかしながら、たいていの企業では毎年昇給があるのですが、システムエンジニアに関してみると10年程度の勤続年数で賃金の上昇率はストップしてしまう傾向が見られます。当然ながら勤続年数と年収は相関関係にあるが、10年以上勤めたらそこからは上昇率が落ちていく傾向があります。
どうしても年収をもっと上げたいと考えている人は勤続10年を目安に転職してみるのもいいでしょう。うまく年収交渉することができれば、今よりも高い年収を得られ、転職先では1年目なので賃金上昇率を期待することができるかもしれません。